ゼクシィアプリ連載「ロック」 判治ミホのwedding story book(13-15)
ゼクシィアプリ連載「ロック」 判治ミホのwedding story book(13-15)
スタイリスト的な視点からフォトジェニックなウエディングを提案してきた判治ミホが、テーマに沿った物語性のあるコーディネートをご紹介。ふたりの趣味をテーマにして、思い切りオリジナリティーのある結婚式にしてみよう。今回のテーマは「ロックスター」。ロックバンドやそのライブをイメージした演出やディスプレーは、カジュアルな1.5次会や二次会などにもおすすめ。
①楽器や機材に囲まれた ライブステージ風の高砂装飾
ふたりが座る高砂席をライブ中のステージのようにディスプレー。
ドラムセットやギターアンプなどに囲まれた空間で、いつものふたりらしい時間を過ごそう。音楽仲間のゲストたちが思い思いに楽器を手に取って、セッションが始まってしまうような、そんな気軽なパーティが似合います。
1.5次会や2次会なら、実際にライブハウスを貸し切ってしまうのも楽しそう。ステージ上をドレスアップして、ウェディングの特別感と楽しいパーティーを演出してみよう!
②バンドマンになじみ深い エフェクターケースを使ったウエルカムコーナー
エレキギターやベースを弾く人なら大体持っているエフェクター。音色を変えるのに使うもので、ロックバンドには欠かせません。
ライブ中のギタリストの足元に並んでいるのを見たことのある人も多いのでは。このエフェクターを持ち運ぶのに使うエフェクターケースがジェラルミンケースみたいでかっこいいので、ウェルカムスペースにアレンジしてみました。
パーティのプログラムやプロフィールパンフレットなどのペーパーアイテムを置いて、持って行ってもらえるコーナーに。
③バンドフラッグ風のロゴマークを作って プロジェクターで投影
ライブのとき、バンドのロゴマークなどがドラムセットの後ろに掲げられているのを見たことありませんか。それをイメージして、ふたりのプロフィールビデオなどを流したりするスクリーンに、ロゴマークを投影してみると、このバンドフラッグみたいでかっこいい。
ビデオを流すとき以外は、スクリーンの使い道はなかったりしますが、これなら、パーティの間中映しておいて、雰囲気づくりに一役買えます。
④アッシャーにはおそろいのジャケットで バンドのメンバーみたいな演出を
ブライズメイドの男性版であるアッシャーも最近はメジャーな存在になってきていて、日本の結婚式でも取り入れる人が増えています。
おそろいの衣裳を着るのが基本ですが、ここは、ビートルズみたいなモッズスーツで決めて、バンドマン風のコスチュームにしてみましょう。ちょうど人数も3~5人くらいと、バンドのメンバーにぴったりの数字。
モッズスーツで整列した様は、まさにバンドマンぽくてかっこいいこと間違いなし。
本文引用:
『ロックスター1~式&パーティ~』スタイリスト判治ミホのwedding story book
ふたりの趣味をテーマにしたオリジナリティーの高い結婚式。ロックバンドで楽器を演奏するふたりがテーマにしたのは、「ロックスター」。バンドマンとその恋人をイメージしたコスチュームやメイクで、テーマに合ったスタイリングを目指そう。
⑤ステージ衣裳風のデコラティブなスーツと 60年代風ミニスカートのドレス
ライブステージ風の会場装飾の中に似合うのは、デコラティブな装飾のナポレオンジャケット。ここであまりかちっとしたフォーマルなスーツにしてしまうと、周りの雰囲気とちぐはぐになってしまうので、遊び心のある、ライブの衣裳にしても良さそうなものを選ぶとぴったりはまります。新婦衣裳はロックスターの恋人をイメージして、60年代のツイッギースタイルを目指しました。
⑥60年代のツイッギーをイメージしたドーリーメイクで遊んでみる
新婦のスタイリングのイメージは「ロックスターの恋人」。ロック黄金時代と呼ばれる60年代のファッションアイコン、ツイッギーを意識したヘアメイクが可愛い。
オリジナリティーの高いウエディングだからこそ、メイクも個性的なものにチャレンジしてみよう。今回のように具体的な人物を思い描いてヘアメイクを考えるのも楽しいし、テーマ性を出しやすく、誰へのオマージュか気付いてもらえたら嬉しい。
⑦レザージャケットと 黒を効かせたコーディネートでお色直し
普段から愛用しているアイテムをお色直しに取り入れてみる。ロックミュージシャンにお似合いのレザージャケットをスーツのジャケットの代わりに着てみたらどうかなと、スタイリングしてみました。
挙式セレモニーのときに着ていたスーツのジャケットを脱いで、代わりにレザージャケットを羽織り、披露宴や二次会に再登場するイメージです。レザーの黒に合わせて、新婦のコーディネートにも黒を取り入れてみると、大人っぽいシックなスタイルに。ナイトウエディングにも似合いそうです。
⑧フェイス&ボディペイントで パーティ感をアップするおそろいコーデに
凝ったフェイスペイントを施すロックバンドも昔から少なくありませんが、彼らに倣ってポイントメイクをしてみましょう。彼の手の甲とおそろいのモチーフを頬にペイント。星モチーフは誰にでもなじみのある書きやすい形なので、まねしやすい。この写真の星モチーフは、付けまつげ用の糊で描いて、パウダータイプのラメやグリッターを乗せています。
そのほか、リキッドタイプのアイラインなどを使うと書きやすいです。
本文引用:
『ロックスター2~ふたり~』スタイリスト判治ミホのwedding story book
ふたりの趣味をテーマにしたオリジナルウエディング。「ロックスター」がテーマのおもてなしには、個性的でかっこいいものが似合います。音楽仲間にも喜んでもらえそうなロックなゲストサービスでパーティを盛り上げよう。
⑨古いレコードを利用した招待状で ふたりらしいパーティを予感
レコードのラベル部分を貼り替えて招待状にしてしまうアイデア。古いレコードはネットオークションなどで、1枚100円程度で手に入り、まとめて何十枚も出していたりする人もいるので、招待状の材料にぴったりです。
見た目にこだわるなら、ラベル部分には、英字だけでかっこいいデザインを考えて、地図やそのほか必要な情報は別紙に印刷して同封すればOK。一風変わった招待状の到着に、参加するパーティへの期待が高まります。
⑩ピックに名前を書いて 記念に持ち帰ってもらえるネームカードに
ギターなどを弾くときに使うピック。小さいものですが、これに一つ一つゲストの名前を書いて、ネームカードとして使ってみては。
ライブ中に、ピックを落としたり、新しいものに替えたくなったときにすぐ使えるように、マイクスタンドにセットできるピックホルダーというものがあります。マイクスタンドのポールのところにずらっとピックが並んでいる光景に見覚えありませんか? これと同じようにセッティングして、ゲストが自分の名前を探して1つずつ取っていってもらうというスタイル。
ホルダーにピックが残っている人がまだ来ていない人、ということになるので、受付代わりにも。
⑪マステで簡単手作りできるリストバンド ゲストみんなのおそろいアイテム
バンドオリジナルのリストバンドはもはやライブの定番ですね。ウエディングの場面でもおそろいアイテムはテンションの上がるもの。
マスキングテープと紙があればできる、簡単リストバンドの作り方をご紹介します。まず、用意したマスキングテープの幅より、2ミリ程度幅広になるように、好きな色の紙を短冊状に切ります。長さは17cm程度でOK。
両サイドにそれぞれ1ミリずつ紙がはみ出るような位置に、端からマスキングテープを貼っていき、紙の長さより3~4cm程度長くなるようにカット。もうこれでフリーサイズのリストバンドの出来上がりです。これをくるりと手首に巻き付けて使います。
本文引用:
『ロックスター3~ゲスト~』スタイリスト判治ミホのwedding story book
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