ゼクシィアプリ連載「ナチュラルガーデン」 判治ミホのwedding story book(4-6)
ゼクシィアプリ連載「ナチュラルガーデン」 判治ミホのwedding story book(4-6)
スタイリスト的な視点からフォトジェニックなウエディングを提案してきた判治ミホが、テーマに沿った物語性のあるコーディネートをご紹介。普段からロハスなライフスタイルを送るふたりは、ナチュラルな雰囲気にこだわったアウトドアウエディングをテーマに。「式&パーティ」のデコレーションもラスティックなイメージを目指して、ナチュラルな素材やお花で作り込みしよう。
①屋外でのセレモニーをフォーマルアップする扉のデコレーション
オープンエアーの中でもきちんとセレモニーをしたいなら、牧師さんを呼んで教会式にしてみよう。設置には工夫が必要ですが、アンティークの扉をチャペルの入り口に見立てて作り込むと、屋外でもセレモニーらしい神聖な空間が出来上がります。扉にはたくさんの生花を飾り付けて華やかに。ドア枠はなくても、扉と扉の間をフラッグなどでつなげば、アーチのようになって、雰囲気アップします。扉の転倒防止も兼ねて、足元にも花を生けたバケツや木の切り株など、ナチュラルなイメージのものをディスプレーすると、よりテーマに合った装飾に。
②ランタンと麻布でつ作るラスティックなバージンロード
ナチュラルがテーマのウエディングに似合うのは、少し武骨な雰囲気もある麻布のバージンロード。白いペンキで書いたメッセージがよりラスティックなイメージを演出します。バージンロードに飾るお花もナチュラルな飾り方を心掛けて。ブリキのバケツに無造作に生けた切り花をランダムに並べていきます。お花だけでなく、ランタンやキャンドルを一緒に並べると、変化がついて楽しい装飾に。
③木箱の祭壇は抜けのある空間に設置して、景色もディスプレーの一部に
祭壇の作り込みもナチュラルテイストにするなら、木箱を積んで作ってみる方法も。フォトジェニックなセレモニーにするために、祭壇の装飾も手を掛けて作りましょう。リゾートウエディングなどの広いスペースのある場所なら、抜けのある場所に祭壇を設置するのがお勧め。アウトドアならではの開放感が味わえます。
④パーティのテーブルコーデにもセレモニーの装飾を取り入れて
セレモニーのときのバージンロードに置いたランタンを、パーティのゲスト卓にもディスプレー。イメージがリンクしやすく、統一感のあるコーディネートに。ぱりっとしたクロスを掛けるよりも、木のテーブルの質感がナチュラルガーデンには似合います。上品なレースの敷き物などを用意できると、清潔感もありフォーマルさもアップ。
本文引用:
『ナチュラルガーデン1~式&パーティ~』スタイリスト判治ミホのwedding story book
「ナチュラルガーデン」に合う「ふたり」のスタイルは、自然素材を意識してセレクトした衣裳と、オープンエアーを快適に過ごせるように工夫したアイテムによって完成。気候が気持ちの良い季節を選んで、広い空の下で開放的な気分で皆で楽しもう。
⑤自然素材を使ったエシカルなウエディングドレス&スーツ
環境に配慮したエシカルなドレスやスーツが増えています。コットンや麻などの自然素材でできた衣裳は、ナチュラルウエディングにぴったり。新郎はリネン素材のスーツ。スリーピースでフォーマルにセットアップしながらも、ハーフパンツでアウトドアのカジュアルなイメージにも合わせて。新婦はコットン素材のドレスで、アンクル丈の軽やかなデザインは足さばきも良く歩きやすいです。
⑥日よけになる帽子やサンバイザーも花嫁仕様にドレスアップ
屋外だとどうしても気になるのが紫外線。日よけ対策の帽子も、花嫁仕様で用意しておけば、気兼ねなく着用できます。キャプリーヌやサンバイザーなどのつばの広いものを用意して、生花を飾り付ければ完成。ストロー(麦わら)素材のものがナチュラルな雰囲気になり、お勧めです。テーマに合わせたナチュラルカラーか、フォーマルにしたいときは、白い色のものを選ぶとより花嫁らしく。
⑦ドレスの上から羽織れる花嫁テイストなストール
屋外のウエディングは、室内と比べると気にしなければいけないことが盛りだくさん。事前にできるだけの準備をしておけば当日慌てずに済み、用意してあるという安心感でストレスなく過ごせそう。ウエディングドレスは肩など露出しているデザインのものが多いので、長時間屋外にいると肌寒く感じることもあるかもしれません。ドレスの上から羽織ってもおかしくない、ストールやボレロなどの羽織ものを用意しておくと安心です。
⑧ハンドメイドの牛革シューズで、足元の悪い屋外でも歩きやすくおしゃれに
アウトドアウエディングでヒールのある靴を履こうとしてもちょっと無理がある場合も。ウエディングドレスにスニーカーを合わせるのはもう珍しくなくなってきましたが、こんなナチュラルな革靴もテーマに合っていて素敵。履けば履くほど味の出る本革の靴なら、式の後でもずっと履いていけますね。
本文引用:
『ナチュラルガーデン2~ふたり~』スタイリスト判治ミホのwedding story book
オープンエアーならではの気遣いや抜けのあるロケーションを生かした演出で「ゲスト」をもてなそう。屋外のパーティってこんなに楽しいんだ、って言ってもらえたら成功。
⑧ドリンクでもてなす、オープンエアーのウエルカムパーティ
天気ばかりは当日にならないと分かりません。暑い日や風の強い日でもゲストに快適に過ごしてもらえるような配慮が大切。自由に飲んでもらえるドリンクコーナーを作っておくと、暑い日には特に喜ばれそう。木のサインプレートや、レトロなウォーターサーバーで、気分を盛り上げて。
⑨うちわとして使えるメニュー表とハンカチのプチギフト
暑くなりそうな季節であれば、メニュー表などのペーパーアイテムを厚紙にプリントし、うちわのように使ってもらうことも。ハンカチやミニタオルも人数分用意しておいて、初めに配っておけば、汗を拭いたりできる便利なプチギフトに。ふたりからゲストへの心遣いが伝わります。
⑩アウトドアウエディングならではのロケーションを生かしたフォトブース
屋外の景色もデコレーションのひとつと考えて、背景を切り取るような、額を使ったフォトブースを。フォトコーナーがあると、自然とゲストと一緒に写真を撮る機会が増え、楽しんでもらえます。ちょうど良い高さの枝を探して、麻ひもなどで結わえてぶら下げるだけでOKです。
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