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2015-10-24

ゼクシィアプリ連載「ジャパニーズ」 判治ミホのwedding story book(19-21)

ゼクシィアプリ連載「ジャパニーズ」 判治ミホのwedding story book(19-21)

スタイリスト的な視点からフォトジェニックなウエディングを提案してきた判治ミホが、テーマに沿った物語性のあるコーディネートをご紹介。
婚礼衣裳は和装にしたいけど、古めかしいのは嫌。伝統の中にもふたりらしいアイデアを盛り込んだ、オリジナリティーの高い和モダンなパーティスタイルを作ろう。


ジャパニーズ1

①手拭いをランチョンマットのように取り入れて
テーブルコーデを華やかに

手拭いは長いので、普通のランチョンマットのような使い方ではなく、テーブル中央から手前に流すような使い方に。手拭いの幅の1/3程度に細長くカットした和紙を重ねて、ショープレートのセッティングの下に敷きます。和紙にはゲストの名前を入れて、粋な席札として利用。
白いテーブルクロスと白い食器、クリアなグラスなど、会場で用意してもらえるアイテムはできるだけシンプルなものをチョイスして、テーマに合った色合いやプリントのものを足してみましょう。ここでは、鮮やかな発色が目を引く、赤系統の花柄の手拭いを使いました。
手拭いは、お帰りの際に畳んで持ち帰ってもらえるギフトにもなります。

②コケ玉盆栽と金魚鉢で遊び心のある
ダイナミックなテーブル装花アレンジ

高低差を出して設置したコケ玉盆栽と、ころんころんと転がした大輪のダリアがリズミカルで楽しい雰囲気のゲスト卓アレンジ。
今回はさらに金魚の泳ぐ鉢もアレンジに入れてみました。ゆらゆら泳ぐ優雅な姿を鑑賞しながらのお食事はきっとゲストの心に残るはず。金魚が飼育できる環境のあるゲストには、お祭りの夜店みたいにビニールの手提げに入れてお持ち帰りしてもらうことも。
花首だけを転がしたダリアは保水ができないので、造花を使うのがおすすめです。

③カラフルなちょうちんと和傘で
フォトブースにもなるお出迎えのコーナーを

天井から花びらなどのつり飾りが下がっている感じも華やかで日本らしく、素敵だなと思います。
カラフルなちょうちんと藤の造花で藤棚をイメージして作ったウエルカムスペース。パーティが始まったらフォトコーナーとして使え、和傘はフォトプロップスになります。
ここに英語でwelcomeと入れてもいいですが、「ようこそ」の気持ちはぜひ日本語で伝えたいなと思い、金紙を切り抜いて文字を作り、壁に貼りました。平仮名の美しさを再認識です。

④インパクトあるきつねのお面を
アッシャーのおそろいアイテムに

ノスタルジックな雰囲気の張り子のお面。アッシャーのおそろいアイテムに取り入れたら話題性抜群です。
せっかくなのであまりふざけた感じにはしたくなくて、ちゃんと格好良く使えるといいなと思います。例えば、お面に付いていたゴムは、真田ひもという織り模様の美しいひもに取り換えています。
ハットのような感覚で、おしゃれなヘアスタイルにスタイリッシュにかぶってもらえたら嬉しい。

本文引用:
「ジャパニーズ1~式&パーティ~」スタイリスト判治ミホのwedding story book


ジャパニーズ2

和装だけど古めかしくない、ふたりらしさを取り入れたファッション性の高いスタイルにしたい。
伝統的なポイントは押さえつつも、小物や色合わせを工夫して、今どきのおしゃれなコーディネートに。

⑤ゴールドを利かせた白無垢とフロックコートで
モダンジャパニーズスタイル

新郎が和装は苦手だな、というときには無理して紋付き袴を着なくてもスーツでも格好良い。紋付きと白無垢の組み合わせは伝統的で間違いありませんが、こんなふうな洋装と和装の組み合わせもかえってモダンで素敵な気がします。
明治維新があり、先進的な紳士が洋装を着始めたころのイメージ。当時のおしゃれさん同士の結婚式という感じで今の時代にも新しく映ります。
新婦の白無垢にも、ゴールドの小物を合わせ、「定番」じゃない白無垢スタイルを目指しました。

⑥打ち掛けスタイルはカラフルに
小物の色遊びで楽しむ

カラフルな花柄が華やかな打ち掛けに、小物で色を足してオリジナリティーを出しています。
レンタル衣裳の場合、小物はセットになっている場合も多いですが、ばらして使わせてもらえるようであれば、それぞれの色重ねを楽しむのも一興です。
ここでは、はこせこ・懐剣・末広の3つをビビッドな水色にして差し色に。帯揚げと重ね襟に黄色を入れてみました。また、重ね襟にはもう一枚マゼンタの襟を足しています。
こんなふうに重ね襟は何枚か重ねて使うこともできるので、イメージに合わせて色の組み合わせを考えてみるのも楽しいと思います。

⑦綿帽子からのぞくぱっつん前髪が可愛い
和装に似合う洋髪スタイル

写真1枚目
かつらの和髪ではおでこを出しますので、普通の綿帽子スタイルですと前髪は見えませんが、おでこを出すのが苦手な人は、洋髪にして、あえて前髪を覗かせてしまうのも可愛い。
写真2枚目
綿帽子を取ったスタイル。白無垢のコーディネートにはゴールドをポイント使いしたので、アンティークゴールドのティアラを髪飾りに。髪で作ったリボン結びは頭の上のほうと後ろのほうの二箇所に結っています。
写真3枚目
色打掛のほうのヘアスタイルは大きなおだんごのまとめ髪に。つまみ細工のかんざしも、べっ甲のかんざしもどちらも捨てがたかったので、全部着けてみました。

⑧手まりや枝物を使って作る
和装ならではの変わり種ブーケを楽しむ

写真1、2枚目
三連のボールブーケ。下のふたつには加賀手毬を使用しています。手毬は、その形状から、円満な家庭を築く幸福のシンボルとして嫁入り道具にもなっていたということや、一本の糸でぐるぐる巻いてあり縁が切れないなど、とにかく縁起が良く、婚礼にはぴったりのアイテムだと思いました。そしてカラフルで可愛い。一番上の大きいサイズの球のみ、造花で作っています。
写真3枚目
枝物を束ねたブーケ。木蓮など、庭木に使われているような枝物の花を、わさっと束ねて着物姿で持つのがスタイリッシュで新しい感じがします。

⑨和彫り風のデザインが趣深い
和婚に似合うマリッジリング

和装だけど挙式はチャペルで、というスタイルも少なくないようです。そんな場合は、着物でリング交換というセレモニーがあったりするわけですが、せっかくならリングのデザインも和のイメージでそろえると素敵。
写真はおひなさまに小さなリングピローを持ってもらって撮影しました。もともとひな人形は、災いが起きたときの身代わりになってもらうという意味合いで嫁入り道具として使われていたもの。おひなさまのリングピローなんて和婚ならではの素敵な演出だと思います。

本文引用:
「ジャパニーズ2~ふたり~」スタイリスト判治ミホのwedding story book


ジャパニーズ3

日本ならではのアイテムには素敵なデザインのものがたくさんあります。ギフトや演出にも積極的に取り入れて。
和のウエディングならではのおもてなしで、日本の良さを再認識できる結婚式にゲストも喜んでくれるはず。

⑩風呂敷で装花を持ち帰ってもらえる
アイデアギフト

前々回の「式&パーティ」の中で、コケ玉盆栽を使った装花アレンジを提案しましたが、
コケ玉は切花と違って1日で終わりではないので、ゲストにプレゼントして持ち帰ってもらうとギフトにもなっていいかなと思いました。
せっかく持ち帰ってもらうなら、ただビニールに入れるのではつまらない。風呂敷で包んでお渡しすれば、持ち帰る道中にも情緒を感じてもらえます。そして、その風呂敷自体も立派なプレゼントに。

⑪見た目にも美しい和菓子で
目にも舌にも嬉しいウエルカムスイーツ

和菓子には季節を感じる美しいデザインのものがたくさんあります。ふたりの結婚のお披露目のために集まってくれたゲストに、まずは来てくれてありがとうの気持ちを込めたスイーツでおもてなしを。
見た目に美しい和菓子なので、ショープレートのコーディネートの一つとして見せるディスプレーにしても良いと思いますが、口に入れるものなので、出しっ放しが気になるという場合は、上からふたのように箱をかぶせるセッティングにしてみては。可愛くラッピングされたふたを持ち上げると中から可愛いお菓子が登場、というのも趣向を凝らしていて楽しい。

⑫好きな香りを選んで持ち帰ってもらえる
お香のビュッフェ

香りのあるものは、人それぞれ好みがあるのでギフトにしにくいといいますが、好きなものを選んでもらえるバイキング形式なら大丈夫。どれがいいかなとおしゃべりしながら選ぶのも楽しい。
日本らしい情緒あるネーミングのものや、いろいろな花の香りのものなど、最近はルームフレグランスにぴったりのおしゃれなものがたくさんあるので、インテリアショップなどで探してみると楽しいと思います。

⑬色とりどりのぽち袋の中身は
ゲストそれぞれに宛てたメッセージ

いろいろな柄やデザインのそろっているぽち袋。
カラフルなぽち袋がたくさん並んでいたら可愛いだろうな、と思い、ゲストそれぞれに宛てたメッセージを入れて、封筒のように使ってみるアイデアです。
メッセージカードは、ゲストの各席に置いてあるのが一般的ですが、受付などの入り口に並べて飾っておき、自分宛てのぽち袋を探してもらうというのも楽しい演出かも。
中に入れるメッセージカードも蛇腹に畳んで入れてみると、いつもの手紙と違う特別感を出せます。

本文引用:
 「ジャパニーズ3~ゲスト~」スタイリスト判治ミホのwedding story book

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